妻たちが不倫に走る3つの理由
「妻が不倫をした」「妻に『好きな人ができたので離婚してほしい』と言われた」といった、妻の浮気や不倫に関する相談を、夫側から受けるケースが増えています。
かつては、浮気や不倫と言えば「男性がするもの」というイメージが一般的。相談に訪れる人もほとんどが妻側からのもので、夫側からの相談は全体の約1割という時代が長くありました。ところが、5~6年くらい前から少しずつ「妻の浮気や不倫」に関する夫側からの相談が増え、今は4割近くにまで増えている印象があります。
先日は、フジテレビのアナウンサーの秋元優里さんと生田竜聖さんが離婚していたという報道がありました。二人は2012年に結婚、子どもも誕生していましたが、2016年に離婚協議中と言われ、今回離婚が成立したとのことでした。
結婚生活に危機が訪れたとされるきっかけは、2016年に妻の秋元さんのフジテレビのプロデューサーとの不倫疑惑報道。このときは本人が不倫疑惑を否定していたものの、今年に入ってふたたび同じ男性との不倫疑惑が持ち上がり、世間を賑わせました。果たして秋元さんが不倫をしていたのか、そしてその不倫が原因で今回の離婚につながったのか、真偽は定かではありません。ですが、実際に今回の秋元さん夫婦に起こったような出来事で離婚を決断する夫婦が一般的にも増えているのは事実です。
ひと昔前までは考えられなかった、妻の浮気や不倫。その理由は夫婦によってさまざまですが、多くの場合、次の3つが考えられます。
■妻が不倫に走る理由その1:共働き夫婦が増えた
昔と比べて、今は夫婦が共働きで生活するのが当たり前の時代になりました。夫婦がそれぞれ仕事で多忙になると、ストレスがたまり心に余裕がなくなります。生活上のスレ違いも増え、ささいなことで夫婦間のトラブルも生じやすくなるもの。そうしたとき、家庭以外のどこかに「癒し」を求めてパートナー以外の相手との浮気や不倫に心が動いてしまいやすくなるのです。そのうえ、結婚後は家庭に入ることが主流だった昔と比べ、「働く妻」が増えた今は、夫以外との男性との出会いのきっかけが多くなるのも事実。すると、浮気や不倫の可能性も増えることが予想できます。
■妻が不倫に走る理由その2:連絡手段がイージーになった
携帯電話やSNSが今ほど普及していなかった時代は、男性であっても浮気や不倫相手と連絡を取るのはなかなか難しいと言われていました。ところが今は、いつでもどこでも誰かとつながることができるようになりました。パートナーに知られることなく、ひそやかな恋愛を育むことだって可能。不倫や浮気の連絡手段がかつてと比べて格段にイージーになっているのです。
■妻が不倫に走る理由その3:「離婚」のネガティブイメージが薄れた
ひと昔前までは、「離婚=マイナス」といったネガティブなイメージがありました。「バツイチ」という言葉も、戸籍に×印がついた時代に生まれたもの。ですが時代は変わり、今どきは離婚が人生のマイナスではなくなってきつつあります。「幸せになるための離婚」「第二の人生を楽しむための離婚」といったポジティブな選択のひとつとして離婚を考える人も増えているからです。だからこそ、離婚することへのハードルが低くなったとも言えるのです。
とはいえ、女性が自分の浮気や不倫がきっかけで離婚をした場合、その後に続いていく生活に影響がまったくないわけではありません。とくに子どもがいる場合は事情が複雑になるケースもあります。昔と比べて結婚や離婚が自由な時代になった反面、個人が負う責任が大きくなったことも意識しておきたいものですね。
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